進化の風雲児 クルトガ アドバンス
こんにちは。
色々なシャーペンを新しく買ってきたので、そのレビューということで、今回は2本目。
クルトガ アドバンス をご紹介します。
皆さん、クルトガはご存知ですよね?
もう10年くらい前ですかね、文具界颯爽と現れ、文具メーカー間のシャーペン競走にいきなり出馬したかと思うと、たちまち市場をDr.Gripと二分。
当時の私はまだクソガキでしたが、字が太らないという他にはない斬新さはクソガキなりにも目新しいもので、とても欲しかった記憶があります。
さて今や定番シャーペンとなったクルトガですが、ここしばらくは新しいモデルは出ていませんでしたね。
そして2017年、久々に新モデル・アドバンスが登場したわけです。
では早速レビューに移りましょうか💨
今回は私の好きな色、赤をチョイス。
あれ、そういえばスタンダードモデルに赤は無かったような・・・?
通りで新鮮なんですね。
パッケージの裏には機能説明がありますね。
一見するとパイプスライドの派生に見えるのですが(まあ実際そういう所はあるんでしょうが)、単純な派生型という訳でもないみたいですね。
やはり機能面で目を引くのが「Wスピードエンジン」。
通常のエンジンは1角(=1回の接地)で9度回転するらしいのですが、Wスピードエンジンはその2倍、18度回転するそうです。
つまり通常型は一回転するのに40画、Wスピードエンジンは20画の筆順が必要ということになります。
40画、20画、それぞれ漢字で言うと
40画
その差は歴然です。
「響」という字の画数が多いのも確かですが、40画の字なんて普通書きませんからね・・・
これがどのように有効かと言うと、特に3Bや4Bといった非常に柔らかい芯を使う時。
通常のクルトガエンジンだと芯が削れるのに回転が追いつかないため、文字が潰れてしまいます。
ところがWスピードエンジンなら、回転が速いため、文字が潰れにくいのです。
(横向きになってますが・・・)
パイロットのグラファイト4B、おそらくシャー芯では1番柔らかい芯です。
私の筆圧が弱いのもあってちょっと分かりにくいですが、アドバンスの方が字がシャープなのが見てわかると思います。
特に筆圧の強い方にはアドバンスおすすめですね。
アドバンスならよりスラッとした綺麗な字が書けるかもしれません。
さて外見ですが、赤の塗装は満足ですね。
日本メーカーのシャーペンにある「赤が淡い・くすんでいる」ということもなく、しっかり「赤」が出ています。
また最近のuni製品の傾向なんですが、こちらをご覧ください。
クリップがデザイン的ですね。
また板状というのもポイントで、パワータンクのメタルクリップモデルと似た形状です。
クルトガパイプモデルとは見た目の上では、クリップ、キャップ、口金の金属化で差別化を図っているようです(お陰で100円ばかり高いです・・・)
書き味ですが、クルトガの気になる所と言ったらあのガタツキ。
私がクルトガから他のシャーペンに乗り換えた原因もそれでした。
(実はガタツキが大きいのは中国製のクルトガだそうで、スタンダードとメカを共通するスタンダード、ハイグレード、ローレット、ラバーグリップモデルのガタツキが目立つようです。これらの商品にはパッケージ裏の下の方に「Made in China」と書いてあるのでご参考に。ちなみにパイプスライドモデル以降のものは日本国内で生産されているようです。)
パイプスライドモデルで「大幅に改善された」と噂のガタツキですが、金属パーツで強度を増したアドバンスのガタツキはそんなに気にならない程度まで抑えられていますね。
程度で言うとどのくらいでしょうか・・・
少なくともデルガードのあれよりかはガタツキが少ないですね。
Wスピードエンジンの恩恵は文字を見れば分かりますが、その他の点で特に変わったことはありませんね(いい意味で)。
ではまとめに移りましょう。
アドバンスの総合評価は、
★★★★☆
星四つ!
今まで好みが別れたクルトガでしたが、ここに来てメーカーもレベルを上げてきました。
背景には昨今の「新機能シャーペン」の競走の激化の中、定番1本で戦うuniの戦力補強があるのでしょうが、他社とは若干違うベクトルを見つついい商品にまとめあげていると思います。
ズバリおすすめです!
今までの流れを保守しつつ、新たな息吹を吹き込んだアドバンス。
店頭で見かけたらぜひ試筆してみてください!
色々なシャーペンを新しく買ってきたので、そのレビューということで、今回は2本目。
クルトガ アドバンス をご紹介します。
皆さん、クルトガはご存知ですよね?
もう10年くらい前ですかね、文具界颯爽と現れ、文具メーカー間のシャーペン競走にいきなり出馬したかと思うと、たちまち市場をDr.Gripと二分。
当時の私はまだクソガキでしたが、字が太らないという他にはない斬新さはクソガキなりにも目新しいもので、とても欲しかった記憶があります。
さて今や定番シャーペンとなったクルトガですが、ここしばらくは新しいモデルは出ていませんでしたね。
そして2017年、久々に新モデル・アドバンスが登場したわけです。
では早速レビューに移りましょうか💨
今回は私の好きな色、赤をチョイス。
あれ、そういえばスタンダードモデルに赤は無かったような・・・?
通りで新鮮なんですね。
パッケージの裏には機能説明がありますね。
一見するとパイプスライドの派生に見えるのですが(まあ実際そういう所はあるんでしょうが)、単純な派生型という訳でもないみたいですね。
やはり機能面で目を引くのが「Wスピードエンジン」。
通常のエンジンは1角(=1回の接地)で9度回転するらしいのですが、Wスピードエンジンはその2倍、18度回転するそうです。
つまり通常型は一回転するのに40画、Wスピードエンジンは20画の筆順が必要ということになります。
40画、20画、それぞれ漢字で言うと
40画
「雷」の旧字体だそうです。
20画
その差は歴然です。
「響」という字の画数が多いのも確かですが、40画の字なんて普通書きませんからね・・・
これがどのように有効かと言うと、特に3Bや4Bといった非常に柔らかい芯を使う時。
通常のクルトガエンジンだと芯が削れるのに回転が追いつかないため、文字が潰れてしまいます。
ところがWスピードエンジンなら、回転が速いため、文字が潰れにくいのです。
(横向きになってますが・・・)
パイロットのグラファイト4B、おそらくシャー芯では1番柔らかい芯です。
私の筆圧が弱いのもあってちょっと分かりにくいですが、アドバンスの方が字がシャープなのが見てわかると思います。
特に筆圧の強い方にはアドバンスおすすめですね。
アドバンスならよりスラッとした綺麗な字が書けるかもしれません。
さて外見ですが、赤の塗装は満足ですね。
日本メーカーのシャーペンにある「赤が淡い・くすんでいる」ということもなく、しっかり「赤」が出ています。
また最近のuni製品の傾向なんですが、こちらをご覧ください。
クリップがデザイン的ですね。
また板状というのもポイントで、パワータンクのメタルクリップモデルと似た形状です。
クルトガパイプモデルとは見た目の上では、クリップ、キャップ、口金の金属化で差別化を図っているようです(お陰で100円ばかり高いです・・・)
書き味ですが、クルトガの気になる所と言ったらあのガタツキ。
私がクルトガから他のシャーペンに乗り換えた原因もそれでした。
(実はガタツキが大きいのは中国製のクルトガだそうで、スタンダードとメカを共通するスタンダード、ハイグレード、ローレット、ラバーグリップモデルのガタツキが目立つようです。これらの商品にはパッケージ裏の下の方に「Made in China」と書いてあるのでご参考に。ちなみにパイプスライドモデル以降のものは日本国内で生産されているようです。)
パイプスライドモデルで「大幅に改善された」と噂のガタツキですが、金属パーツで強度を増したアドバンスのガタツキはそんなに気にならない程度まで抑えられていますね。
程度で言うとどのくらいでしょうか・・・
少なくともデルガードのあれよりかはガタツキが少ないですね。
Wスピードエンジンの恩恵は文字を見れば分かりますが、その他の点で特に変わったことはありませんね(いい意味で)。
ではまとめに移りましょう。
アドバンスの総合評価は、
★★★★☆
星四つ!
今まで好みが別れたクルトガでしたが、ここに来てメーカーもレベルを上げてきました。
背景には昨今の「新機能シャーペン」の競走の激化の中、定番1本で戦うuniの戦力補強があるのでしょうが、他社とは若干違うベクトルを見つついい商品にまとめあげていると思います。
ズバリおすすめです!
今までの流れを保守しつつ、新たな息吹を吹き込んだアドバンス。
店頭で見かけたらぜひ試筆してみてください!
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